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僕は何にもなりたくない

 『小学生の時からなりたい職業がある』こんな人を羨ましくもあり、不思議に思うということは、最初に書いた。望み通りその職業に就いた人は、幸せだと思う。

 私は、20歳前後に片岡義男の小説を多く読んでいた。当時、どの本屋さんの文庫本の棚にも、赤い表紙で30冊以上は並んでいたと思う。小説に出てくる主人公は、何故か自由で、軽快で、さわやかである。私が小説を書くならば、こんな小説を書きたいと思う。
 高橋源一郎の『一億三千万の小説教室』で、真似するなら片岡義男の文体と書いていた。また本のタイトルも素晴らしい。片岡義男を読み返してみようと思っている。
 
 どの本だったか忘れてしまったのだが、その中の20代の主人公に「あなたは、何になりたいの?」と聞く場面がある。主人公は、こう答えた「僕は、なににもなりたくない。」
 もちろん何の仕事もしたくないということではなく。肩書きにこだわらない。その時にしたいと思う仕事をやりたい。という意味だったと思う。
 「あ〜自分に近いな。」感じた。
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 この記事をきっかけに、明日からのブログタイトルを、たまに片岡義男風にしよう。
 因に、今日の記事・・・”夢はレモンティーに浮いている” にする。

 
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HUG

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 娘のクラス懇談会にいった時の話、ある保護者が、授業参観で私と娘が楽しそうに話しているのをみて「ウチでは、お小遣いをもらう時ぐらいしか、父親とは喋らないんですよ。」と羨ましそうに言っていた。
  早くも思春期女子現象が出て来ているんだと思った。
  我が妻も、中学時代は父親とは、ほとんど喋らなかったそうだ。娘は半分呆れながらも私の話に、ツッコミを入れながら、会話をもってくれる。学校での出来事も語ってくれる。ありがたいものだ。

 朝のおはようHug、おやすみHugなども、小さい頃からの習慣で続いている。さすがに人前ではしないだろうが・・・。冬になると、私がぬいぐるみの生地に似た部屋着を着ているため、気持ちいいのか、よく触ってくる。
 そして、おやすみの合言葉は「いい夢を…」 いつまでやってくれるかな〜。


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娘のイラスト

 夏休みの自由研究で制作した絵本から、スピンオフしたイラストです。主人公しろさん、冬バージョン。

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寒がりしろさん。


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アンチエイジング

 私は、昔から自分の年より若く見られることが多かった。大学生のときは高校生にみられたし、だいたい年より5歳は若くみられた。
 30歳の頃、旅行でハワイに行き、ABCストアーでビールを買おうとしたら、20歳ぐらいの女性店員に、年齢確認でパスポートを提示させられた。確認しても、怪訝そうな顔で対応された。年より若く見られることが、コンプレックスだった。

 あれは小学校4年生の頃だったと思うが、友達に若白髪を発見され抜かれた。白髪も年とともに、少しずつ増え、大学時代は白髪染めで染める程だった。
 染めて1ヶ月もしないうちに伸びた部分の白髪がみっともなくなり、また染めることになる。「あ〜あ、めんどくさい。」

 45歳から染めるのをやめてみた。途端に老けてみられるようになった。子供を病院に連れて行ったときは、おじいちゃんと思われた。
 授業参観に行ったときも、若いおじいちゃんと間違われた。子供も少し気にしだしたようだ。五十のときは、五十にみられる、年相応が理想であるが、下に見られたり、上に見られたり・・。我妻は、中学生の頃、大学生に見られたそうだ。


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コンサート日本一

 来月、12月にナオト・インティライミのコンサートに行く予定があり、とても楽しみにしている。発散してこようと思っている。ストレス発散ではなく、自分の中の魂を発散するのである。

 コンサートといえば、日本一の公演回数を誇る、さだまさしである。毎年100回以上、2013年に4000回目のコンサートを、武道館でおこなったので、今年は4100回を越すだろう。
 同郷で、しかも同じ小学校出身とくれば、私にとってさだまさしは、ミュージシャンの皮をかぶった神である。??? ちなみに、我がふるさと長崎は、アンコールの時、「アンコール!アンコール!」とは叫ばない。「もってこーい!もってこーい!」とコールするのだ。長崎の秋祭りの『おくんち』で、演者をアンコールの意味で呼び戻す時に使うコールである。

 さだまさしのコンサートの人気は歌だけでなく、曲と曲をつなぐ、MCがとても面白いことだ。
 「今日は、あまりしゃべりませーん。」と言ったら「えーっ!」と声が上がるほど、みんなトークを楽しみにしている。
 曲はもちろんのこと、作詞(作詩)がまたすごい。内容の構成が、短編小説か落語か?と思わせる程で、はじめに笑わせておいて、徐々に泣かせ、最後にじーんとさせる。まさに起承転結。
 4分前後で唄う歌詞にこそ、絵本を作るためのエッセンスが詰まっているぞー。娘よ!

 私の中のさだまさしベストテン、No.1『雨やどり』をじっくり聴いて下さい。何度聴いても、最後に思わず「うまい!」と言ってしまう。嗚呼、すばらしい。
 「もってこーい!」「もってこーい!」


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名言カレンダーを制作しよう

 昨日、娘の国語で『名言カレンダーを制作しよう』という授業があったそうだ。過去の偉人の名言を一人一つ選んで、クラス全員分を一つの、日めくりカレンダーにするものだ。今まで読んだ本や、勉強して心に残った人物を調べ直し、感銘した言葉、感想などを記す。
 ヘレンケラー、マザーテレサ、野口英世、豊臣秀吉、西郷隆盛 etc 。ちなみに娘は、上杉謙信。
 私はその中に、オードリーヘップバーンをみつけた。
 
 彼女は、幼少の頃、第二次世界大戦でつらい体験をし、そして、気品あふれる容姿で、世界中の映画ファンを魅了する大映画女優になり、引退後はユニセフ親善大使と活動する。
 
 ローマの休日を初めて見たときの衝撃は、今でも忘れない。
 私があげる映画、ベスト10の上位にランクしている。24時間の中にすべての感情がスッキリまとめられた素晴らしい作品だ。

 彼女の名言〜

 「魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること。」

 「わたしにとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです。」

 
「わたしを笑わせてくれる人を、わたしは大事にしますわ。正直なところ、わたしは笑うことが、何よりも好きなんだと思う。悩ましいことが沢山あっても笑うことで救われる。それって、人間にとって一番大事なことじゃないかしら。

 私がその中で好きな名言は〜
 
「年をとると、人は自分に二つの手があることに気づきます。ひとつは自分を助ける手。そして、もうひとつは、他人を助ける手。」
 
 そして、「子どもより大切な存在なんて、あるかしら?」
                             オードリー、ありがとう。
 
 

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晩秋に聴きたくなるアーティスト

 晩秋は、私が最も好きな季節である。紅葉した枯れ葉が落ち、一日一日冷え込んでいく。年の瀬が近づく。街全体がオレンジから茶色にグラデーデョンする。
 馴染みの喫茶店で、コーヒー飲みながら本を読んだり、ぼーっとしたり・・・。喫茶店のイメージは、昔の漫画『750ライダー』のピットインか、南風、クローバーあたりがいいな。

 この晩秋に聴きたいアーティストNo.1が、槇原敬之である。冬を連想するミュージシャンに、松任谷由実、広瀬香美などいると思うが、男性側の気持ちを代弁してくれるマッキーがいい。
 『まだ見ぬ君へ』の歌詞が、既婚者となったいまでこそ、また「わかるー」と共感できる。
 主人公の独身男性が、未来の恋人を想って、前向きにがんばっている情景が浮かんで微笑ましい。
 ♫自分のために生きるには、時間はちょっと長くて〜♪
 ♪君と出会う為に生まれて来たと言いたいだけ〜♫ クサいところがいい。
 ♫愛が欲しいから・・・・愛をあげたいから・・・♫人間は愛をあげたいし、欲しいんだ!

 年末のクリスマス前は、シングルさんがザワツキだす気持ちがわかる。福山さんでもよ。


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タグ:喫茶店

PTA会長のスピーチ

 娘は、3年前今の小学校に転校して来た。前の学校で私は、PTA会長をしていた。娘が1年生になって、初めて出席した保護者会で、まだ次期会長が決まっていないと知らされ、執行部のお母さんから、会長になってほしいと頼まれた。『義を見てせざるは勇無きなり』「えーい!やってみるか。」
 PTAの活動をろくに知らない私は、それはそれは苦労した。しかし、この経験の中で、役だったことがある。スピーチの仕方である。
 PTA会長は、いろんなところでスピーチをしなければならない。卒業式はもちろんのこと、運動会、学校やPTAの行事、役員会、懇談会にいたるまで「まずは、PTA会長!あいさつお願いします。」この言葉からスタートする。そのため常に、頭の中にネタを考えておく。最近のニュースや日々感じていることをスピーチに織り込んで、その場にあった話をする。
 その中で一番重要なスピーチは、卒業式の祝辞である。一年間ずっと頭の片隅においておき、言葉を継ぎ足しては、削ぎ落し、練りに練って創っていった。
 「スピーチで一番大事なことはなんですか?」と問われたら、迷わずこう答える。
 「絶対、長過ぎてはいけない!」
 「自分はスピーチがうまい」と思っている人に限って、話が長い。
 漫画『ちびまる子ちゃん』で、まるちゃんが通う小学校の校長先生の話がいつも長く、児童がダレきっていた。

 昔、エッセイや短編小説が好きだったことも、スピーチに役立ったと思っている。『PTA会長は、こうスピーチしなさい!』というタイトルのブログを、後日詳しく書こうと思う。


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短編小説の魅力

 娘が図書館から赤川次郎の本を借りてきた。主人公の年頃が、10代の女の子という設定が多く、「ハマる年代になって来たなあー」と感じる。
 私が10代だった頃、朝日新聞の日曜版にいろんな作家の短編が交代で掲載されていた。星新一、筒井康隆、阿刀田高、などがいたと思う。まだ世間ではあまり知られていなかった赤川次郎もこの中にいた。
今では大御所作家のそれぞれが、個性的な作品を繰り出していて、毎週楽しみにしていた。この新聞の小説で作家を好きになり、その人の作品をたくさん読んだ。
この前、四コマ漫画のことを書いたが、小説における四コマ漫画が、短編小説であろう。たかが数百文字で読み人のこころを揺さぶり、最後にはちゃんと落とす。短編じゃもったいない、長編でも読んでみたいと思わせる。実にうまい!

 絵本の世界も、短編小説と同じである。絵を想像力で大きく膨らませて、その人のワールドに連れ込んでいければ、楽しんでもらえる。


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年賀状制作

 毎年11月のこの時期になると、年賀状のデザインを考える。すぐ決まる時と、悩みに悩んでも出来なくて12月中旬すぎることもある。宛名書きも大晦日になる。主婦が夕食の献立が決まらないのと似てる。何にするかを決めれば簡単なように・・・。

 私の小学生の頃は、家庭にスキャナーもプリンターもない時代だったので、一枚一枚手書きをしていた。芋版を作ってペタペタ押していた。
 『プリントごっこ』なるものが発売されると、毎年これを使ってつくった。とても重宝した。結構、力作を生み出した。

 現在、娘たちは30枚程度しか書かないが、それぞれに違ったデザインで、どんどん書いていく。お茶の子さいさいだ。手紙も苦にならない。このデジタルな時代に・・・。

 大学からの友達の藤城君とは、20年以上も年賀状のやりとりだけである。彼の年賀状が、私に届く中でナンバーワンである。干支の一回り12年かけて、一つのシリーズを作り上げる。

 毎年の皆さんの年賀状を見るたびに思うのが、宛名は下手でも直筆で書いてほしいし、宛名は印刷でも、せめて何か一言でいいのでメッセージがほしい。手書きに敵うものなし。

 そして、宛名書きがすべて終わると、いつも「もっと達筆だつたらなあー。」とつぶやく。

 
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