バイキング

　先日、大学からの旧友が、２年ぶりに我がふるさとに遊びにきた。
　『友、遠方より来る。また楽しからずや』まさに論語にある通りである。
　
　夜はこの土地のホテルに泊まった。
　最近のホテルは、大体バイキング形式をとるのだろう。
　人件費を減らせるし、効率がいいと思う。
　刺身、蟹、焼き肉、鮨など、色とりどり、和洋折衷の食べ物が並び、アルコールも飲み放題、デザートのスウィーツと続く。
　一時間半という時間制限の中、中央のフードコートに殺到する。
　あるご夫人は、蟹だけでテーブルの上いっぱいになっていた。

　いつもバイキングは食べ過ぎる傾向にある。
　私は早食いである為に、開始２０分もすれば、ほぼ腹一杯になり満足してしまう。
　普段から妻に「もうちょっと、ゆっくり食べれば？」と言われるが、無理である。
　体育会系で鍛えられた習慣が、顔を出してくる。
　本当は、この年になれば、美味しいものを、少しいただくのが良いと思うが・・・

　そういえば、私が小さい頃「早よう食べんば、戦争に負けるよ！」
　と、大人はよく子供達にいっていた記憶がある。
　
　
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タグ：フードコート バイキング 論語 ホテル 食べ放題 体育会系