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松本清張

松本清張にハマった時期があった。
若い頃は全然興味もなく、本屋さんに並んでいる黒い背表紙の文庫本には、手も触れた事はなかった。

松本清張、生誕100年。
その年に一気に30作品程読みあさった。40歳過ぎの家庭もあるという、この現状で読んでこそ、清張文学の凄さが感じられたと思う。
若い頃読んで、1割程も人間の恐ろしさが伝わるだろうか?

ミステリーとかサスペンス色を強調されがちだが、
人間という生き物の本質を炙り出していく過程が絶妙だ。
アリ地獄で藻掻けば藻掻く程、落ちて行く愚かな人生〜。
 
私の一押しは『寒流』
主人公の気持ちが怖いくらい伝わってくる作品である。

最近の事件、京都連続不審死事件と酷似している、黒川博行の話題の小説『後妻業』
とっても気になるので読んでみたい。
高齢化のご時世、あるある事件であ〜る。


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