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真似る(マネル)から学(マナブ)へ

 『学ぶ』という言葉は、『真似る』から来ていることはみなさんの知るところだと思うが、真似ることが上手く、先生のすることを同じように出来る児童なら、勉強も運動も小学校の成績は優秀であろう。
 娘が4年生の後半だったろうか、ある漫画のキャラクターをそっくり真似て描いていたのを見てビックリした。上手かったのである。私の小学生時代の画力を上回っていることを確信した。
 
 私は、小学校の頃はクラスの中で、絵は上手い方だと自負していた。しかし、漫画のストーリーを作ってみようとしたことはなかった。
 6年生の同じクラスに、色白でぽちゃっとした体系の橋口くんがいた。彼は自作の漫画を描いてきて、みんなに見せていた。もちろん絵も上手かったのだが、何よりも驚いたのは、カット割りだった。漫画とういカタチになっていたのである。創作に駆り立てられる気持ちにも敬服した。

 絵を上手くなる方法として、オススメしたいのは、好きな漫画家のコミック一冊まるごと、真似して描いてみることだろう。
 そこには、人物だけではなく日用品から風景にわたるまでいろんなものが登場してくる。
 どうしても好きなものだけを描いていると、上手く描けるものに偏りが出てくる。私もそうだったのだが、人物の上半身だけ描いていると、顔は上手いが、手や足、人物全体は下手で苦手になってしまう。
 当然、数多く描くものの方が、上達するものだ。どんどん真似して、学んでいってほしい。
 


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自由学習効果?

 小学校4年生の頃から、宿題の中の『自由学習』というものに取り組んだ。自分で今日の勉強のテーマを決め、ノート2、3ページにまとめるもので、日頃の疑問点などを調べたり、予習復習でも好きなところをしていくというものである。翌日、先生が出来栄えをチェックして点数をくれる。
 『自由学習』といっても宿題なので、やってもやらなくてもよいわけではなく、何かみつけてしなければならない。

 最初は何をテーマに取り上げるか迷っていたが、時が経つにつれこの学習方法を好きになっていったようだ。自学が慣れるにつれて、工夫しだした。所々にイラストを入れだし、それに漫画みたいにふきだしを書き込んだ。見開きのページのレイアウトに凝りだしていった。
 一部の保護者からは、普通の宿題を増やしてほしいとの要望があったようだが、我が家はこの『自学』を歓迎した。
 この取り組みを1年間続けたことで『一つの作品を完成させる』という習慣が身についたと思う。

 本来、知りたい、学びたいという欲求は人間の本能に違いない。また、その欲求によって学んだものは、自分を大きく成長させるし、価値ある財産になる。


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